インディバは痩せますか?①「はじめに」2012.04.03
「インディバは痩せますか?」という質問を様々な方からよく受けます。
その際に、全ての方にすぐさま「はい、間違いなく」と即答することには躊躇いがあります。
それは、そのように「はい」と安直に答えるダイエットメソッドなのであれば、
「簡単な方法で」「すべての人に」「健康的、もしくは安全に」「短期間で」成果の出る「普遍的な」メソッドである必要がありますが、そのようなものは存在しません。今後も現われるとは期待しておりません。
爆発的に流行るダイエットメソッドもいつしか陳腐化してゆくのもこの為ですね。
それでもインディバには、多くの方に喜ばれ、私どもがさらに注力してゆく理由がいくつかございます。
それを今後このコラムの②以降でご説明してまいりたいと思います。
また、もうひとつ安直な回答を躊躇する理由として、「ダイエットの成果」を語る際に
まず、近年一般的に使われている「太っている」と「痩せる」という言葉の定義があまりに曖昧ですね。
すなわちダイエットの「成功」「痩せた」を語る評価基準が人によってあまりに様々なのです。
「太ってる」とは、概して体型がご本人の理想とするのシェイプよりも太い事だと思いますが、
その原因が果たして「脂肪」なのか「水分」なのか「筋肉」なのか。そしてそれぞれが必要以上に体内に滞留、蓄積されている原因もひとによって様々に異なるものです。
(更に言うと、その状態が本当にマズい、ダサい状態なのか疑問な時すらあります。)
従い「痩せる」「ダイエットに成功した」という表現も本当は実に曖昧ですね。
「体重」が減少することと「脂肪」が代謝されることが必ずしも同義ではありませんし、また余計な「水分」の滞留を排除しただけで、外見は劇的に変わることもあります。
また、もし単純に「体重」を減らしたいだけであれば、一晩でも2kg程度の減少は女性でもあり得ますが、
これはあまり論ずるに値しないテーマですし、なにしろ外見には好影響があることはないですね。
「脂肪」を減らしたいのであれば、体重の約5%程度の脂肪(体重50kgの人であれば2.5kg程)を1ヶ月で代謝するのが健康安全の限界です。「体重」の変動はこれ以上のものは十分ありえますが、これ以上の「脂肪」が「健康的に」減少する事はあり得ない、と申し上げてよいでしょう。もしそれが起きたとすれば非常に危険か、もしくは必ず大きな脂肪蓄積を生む、いわゆる「リバウンド」の序章と呼ぶべき現象でしょう。
更に言うと、サイズダウンした事が必ずしも美しく、かっこよくなるとも限りません。
長く続く様々な大きなストレスと不健康を招くことにもなりかねません。
「痩せる」という目標は、実際には自分の体にどのような変化を起こすべき目標なのかをしっかりと見極めましょう。
現在、当店では、「BFI」という設備を持っています。
近日、お客様にも正式にご紹介すべく準備中ですが、この設備では皮下の組織の様子をお客様と一緒に目でチェックすることが可能です。皮膚から骨までの間の様子はどのようになっているのか、まずはそれを確認してから、計画を立てましょう。
最後に付け加えますが、容姿を変えてゆく上では、まず客観的に正確に自分を把握すること、それから「欠点」を修正するような作業は、非常にリスク、ストレスの高いものですが、「長所」を助長する作業は極めて楽しく、効果もはやい。
また、固定観念を持たずに、興味を持って試してみる、この姿勢が非常に重要な鍵になると思っています。



