ダイエットの覇者①「従心」2012.04.03
孔子の言葉で、15歳にして学問を志し。。40にして惑わず。。。云々という言葉はご存知の方が多いですが、70歳の心境として、「従心」という言葉はあまり知られていないようです。
これは、『心の思うままに従って生きて、なお「矩」(のり、人の道)を外れない』という内容です。
これは、必ずしも道徳に関するお話だけではなく、健康管理、食生活についても全く同様の理想郷があるように感じます。
年をとっても若い頃と殆ど体型の変わっていない人、何歳になっても健康な人の殆どに共通していえるのは、
よく肥満の人がうらやましがりますが、何も気にせず食べています。空腹を感じるとすぐに食べます。
ここで「心の思うままに従って食べる」というのは、宴会で暴飲暴食した後でも必ずラーメンを食べて帰る、ひっきりなしに食べている、というのと正反対の事です。これは、堕欲とでも呼びましょうか。。。。
健康管理に於いて、「従心」の域に達している人は、脳が正しく状況を把握しており「食欲が正しい」のです。
ですから、思うがままにストレス無く食べて、過食にもなりません。
意思で「止める」のでなく自然に「止まる」のです。
もちろん逆に無意味な節食障害に陥る事ももちろんありません。
我慢するストレス、空腹も膨満感も両方あまり感じず生きているわけです。
前述のさまざまなロジックを超えて、この正しい「判断」を身につけ、迅速かつ正確に対応してゆくためにまず不可欠なのは、「心と身体のメッセージのやりとり」の健康であると確信しています。
最近、我々はこのメッセージのやりとりがエラーになりがちだと思います。あまりに雑念やストレスが多い為でしょう。
他人の言葉を使えば、「風にざわめく水面に自分を映して見ることはできない」と言った人もいます。
雑念を払い、クリアな心で自分の身体とゆっくりと話し合う機会を当店で見つけて頂ければと願っています。
施術を受けて頂く際に、スタッフをいろいろな会話を通じて情報交換をする事も有意義ですが、時には、自分の鼓動や呼吸を見つめてみるのも非常に有意義なヒントとなります。
また、インディバ云々を離れて、私生活の中でもほんの僅かな時間、無念無想の境地に入れるような趣味をさがすのもひとつのきっかけになると思います。
一例としては、海や山など自然の中のスポーツやウォーキング、室内に於いては最近は筆者は「書道」にも注目しています。
いずれにも共通して言える事は、「夢中にならざるを得ない」要素があることです。
興味や楽しさに加えて、ストレスにならない程度の若干の注意を払うべき危険であるとか、更にはすぐに体感できる効力感があることです。そういった意味では、「お掃除」もかなり有意義なダイエットメソッドであると思っています。
思わず時を忘れて「夢中」になってしまう時間を、それぞれ方の個性で模索して頂きたいと思います。
「サーフィン始めたら痩せてきた」というような事例は、運動量の増加によるものではないと、思っています。
ちなみに筆者と致しましては当然のことながら、「W El cama bellezaに行き始めたら痩せた。。。」となって頂けるのが一番理想な訳ではありますが。。。